Case study

所在地:五反田駅から徒歩4分
建物規模:地上10階地下1階建て
竣工:1989年

五反田のオフィスは、五反田という人気のビジネスエリアに位置しながらも、なんと10フロアのうち5フロアが空きという深刻な状況でした。そこでオーナー様は、この機会に大規模なリノベーションを実施して、ビルの価値を大きく向上させたいと考え、リノベーションを行いました。

 

リノベーション範囲とコンセプト

五反田のオフィスでは、単一フロアではなく下記の範囲での「トータルリノベーション」を実施しました。
1. エントランスホール
2. 5フロアのエレベーターホール・トイレ・給湯室
「白漆喰を使った上品な空間」というデザインコンセプトを掲げ、誰が見ても“清潔感と上品さ”を感じられるオフィスを目指しました。五反田エリアではIT企業など若い層の多い企業も多く、感性に訴えかけるスタイリッシュなデザインは入居テナントの期待に応えやすいと判断したのです。

 

1. エントランスホール

エントランスホールは壁面を白漆喰で仕上げ、柔らかな光の反射と清潔感を演出。既存の床や天井を活かしてコストを抑え、全体として統一感を出しています。

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2. 5フロアのエレベーターホール・トイレ・給湯室

もともとエレベータホールが無く、エレベータを降りるとそこは執務室の中。トイレも執務室から直接入る形で、給湯室とトイレの洗面室を兼用しており、トイレに男女の別もありませんでした。

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そこでエレベーターホールを新たに設け、ホールと事務室の間にはガラスの建具を採用し、視覚的な拡がりを確保。エレベーターを降りた瞬間の圧迫感をなくし、透明感を出すことでフロアが広く感じられる効果を狙いました。
エレベータホールから給湯室へ入り、そこから男子と女子を左右に分けた形でトイレに入るようにしました。
洗面台・トイレの衛生陶器は白を基調とし、どの年代・どの業種にも好印象を与えやすいシンプルなデザインを選択。
天井や壁の照明にも配慮し、暗さや閉塞感を感じさせない構成にしています。

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給湯室のキッチンはステンレス素材の製作ものとし、耐久性と清潔感・意匠性を両立させました。

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