麻布十番駅周辺のオフィス賃料相場|港区ブランドが魅力の市場
麻布十番は、東京メトロ南北線と都営大江戸線を利用でき、六本木や溜池山王、永田町方面へ移動しやすいオフィスエリアです。港区らしい落ち着いた街並みが魅力ですが、オフィスを探す企業は六本木や麻布台、白金高輪などの周辺エリアも比較しながら検討する傾向があります。
本コラムでは、賃料相場と市場の特徴を整理し、募集条件や設備、管理品質を見直すポイントを解説します。
| 募集面積 | 坪単価目安 |
|---|---|
| 20〜50坪 | 16,000~25,000円 |
| 50〜100坪 | 18,000~28,000円 |
| 100〜200坪 | 19,000~28,000円 |
| 200坪〜 | 28,000~38,000円 |
※賃料は当社が把握する募集情報をもとにした参考値であり、物件条件や募集状況により変動する場合があります。
※極端に高額・低額な特殊物件は集計対象外としています。
【麻布十番エリアの特徴】
港区アドレス / 六本木近接 / 国際的な環境 / 中小規模オフィス / 落ち着いた街並み
麻布十番エリアはどんなオフィス市場なのか
交通アクセスと立地
麻布十番駅は、東京メトロ南北線と都営大江戸線を利用できる交通利便性の高い駅です。
大江戸線では六本木駅まで約3分、新宿方面へも乗り換えなしで移動できます。南北線では溜池山王駅や永田町駅方面へアクセスでき、都心部への移動もしやすい立地です。
また、麻布十番商店街や住宅地が広がる落ち着いた街並みも、このエリアの特徴です。
麻布十番エリアの交通アクセスの特徴は次のとおりです。
- 東京メトロ南北線と都営大江戸線を利用できる
- 六本木・溜池山王・永田町方面へ移動しやすい
- 麻布台や六本木のビジネスエリアに近い
都心へのアクセスと落ち着いた周辺環境を両立していることが、麻布十番エリアの大きな特徴です。
オフィス市場の特徴
麻布十番エリアは、30~80坪前後の中小規模オフィスを中心とした市場です。
六本木や麻布台の大規模ビルとは異なり、自社専用の空間を求める企業や、企業イメージを重視する企業から検討されやすい特徴があります。
一方で、既存ビルも多いため、港区という立地だけでは物件の魅力を伝えきれません。
そのため、募集条件、物件の見せ方、設備、管理状態を総合的に見直すことが重要です。
| 項目 | 麻布十番エリアの特徴 |
|---|---|
| 市場 | 中小規模オフィスが選択肢となる |
| 立地 | 六本木・麻布台に近く、落ち着いた環境もある |
| テナント | 企業イメージや来客対応を重視する企業 |
| ビル運営 | 設備と共用部を含めた印象づくりが重要 |
麻布十番で賃料差が生まれる理由
麻布十番エリアでは、駅からの距離や築年数だけでなく、六本木・麻布台方面への移動のしやすさや周辺環境によっても募集条件が変わります。
同じ規模の物件でも、個別空調やOAフロア、セキュリティなどの設備が整っている物件は、入居後の工事負担を抑えやすくなります。エントランスや共用部の印象、貸室のレイアウト変更のしやすさも、テナントが比較するポイントです。
また、来客型の企業では、建物の外観や案内の分かりやすさも重視されます。
交通利便性と建物条件の両方を踏まえて募集条件を設定することが、適正な賃料設定につながります。
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テナントごとに訴求内容を変える
麻布十番では、オフィスの広さだけでなく、企業イメージや来客時の印象を重視するテナントも想定されます。
そのため、すべての企業に同じ内容を伝えるのではなく、業種や利用目的に応じて物件の見せ方を変えることが重要です。
| 募集ターゲット | 訴求したいポイント |
|---|---|
| 外資系・コンサルティング会社 | 港区アドレス、来客しやすい立地、セキュリティ |
| 広告・クリエイティブ関連企業 | 内装の自由度、デザイン性、周辺環境 |
| IT・DX関連企業 | 通信環境、電気容量、レイアウト変更のしやすさ |
| 医療・ウェルネス関連企業 | 落ち着いた環境、清潔感、来訪者への印象 |
| 中小企業の本社 | 六本木への近さと専有空間を確保できる点 |
例えば、IT企業には配線や電気容量を、来客型の企業にはエントランスや周辺環境を具体的に伝える必要があります。
募集図面や物件紹介でターゲットに合った内容を打ち出すことで、物件の特徴が伝わりやすくなり、問い合わせにもつながります。
比較される市場だからこそ管理品質が重要
麻布十番エリアでは、六本木や麻布台、白金高輪などの周辺エリアも含めて入居先を比較されることがあります。
そのため、港区という立地だけでなく、建物に入った瞬間の印象や設備・共用部の管理状態も重要です。
特に、企業イメージを重視するテナントは、共用部の印象や設備の管理状況まで含めて比較しています。
見直したいポイントは次のとおりです。
- エントランスやエレベーターホールの清潔感
- 空調・照明・セキュリティなどの設備状況
- 配線やレイアウト変更に対応しやすい貸室
- ゴミ置き場や共用部を含めた日常管理
すべてを大規模に改修する必要はありません。
設備に問題がなければ、照明やサイン、清掃方法の見直しなど内見時に目につきやすい部分から改善する方法もあります。
設備更新だけでなく、日常管理まで含めて建物全体の印象を整えることが、内見後も検討対象に残り、入居先として選ばれることにつながります。
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長く選ばれるビルへ
麻布十番駅周辺は、港区アドレスや六本木・麻布台への近さに加え、落ち着いた街並みを備えたオフィス市場です。
一方で、立地が良いだけで入居が決まるわけではありません。
テナントは賃料だけでなく、設備の使いやすさや共用部の管理状態、企業イメージとの相性まで比較しています。
そのため、市場相場を把握したうえで募集条件を見直し、想定するテナントに合わせて訴求内容を整理することが重要です。
必要に応じて設備更新や共用部の改善を行い、日常管理の品質も維持する必要があります。
麻布十番という立地の強みを活かしながら、募集条件・設備・管理品質を継続的に見直すことが、稼働率の安定と中長期的な収益維持につながります。
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執筆者紹介
株式会社スペースライブラリ
プロパティマネジメントチーム
藤岡 涼
入社以来20年以上にわたり、東京23区のオフィスビルを中心にプロパティマネジメント・リーシング・建物管理を担当。
年間多数の交渉やトラブル対応経験を活かし、現場目線に立った迅速かつ的確な提案を通じて、オーナー様とテナント様双方の満足度向上に努めています。
2026年4月24日執筆