千駄ケ谷駅周辺のオフィス・貸事務所の特徴と賃料相場|不動産会社が解説

皆さん、こんにちは。
株式会社スペースライブラリの藤岡です。
この記事は千駄ケ谷駅周辺のオフィス・貸事務所賃料相場についてまとめたもので、2025年9月26日に執筆しています。
少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
千駄ケ谷駅周辺の特徴とトレンド
千駄ケ谷駅はJR中央・総武線各駅停車のみが乗り入れていますが、電車は約2~3分間隔で頻発しており、新宿駅へは乗り換えなしで約5分と至近である他、渋谷駅へは約10分、池袋駅へは約15分でアクセスでき、主要ターミナル駅への利便性は良好です。
加えて、徒歩圏内に国立競技場駅(都営大江戸線)、北参道駅(東京メトロ副都心線)が存在するため、複数路線を利用可能なエリアです。
千駄ケ谷駅周辺は、渋谷区の北端、新宿区と接する位置にあり、都心でありながら周辺に新宿御苑や明治神宮外苑などの緑地が広がる落ち着いた街並みが特徴です。
駅周辺には飲食店が多くコンビニエンスストアも充実しており、日常の利便性は高い一方で、大型スーパーは近隣に少ない傾向があります。
千駄ケ谷駅の目の前には東京体育館や新国立競技場があり、イベント開催時の週末には賑わいを見せるエリアです。
千駄ケ谷駅周辺は、東京の中心にいながら自然を感じられる快適な環境でありつつ、近隣の原宿・表参道エリアに比べオフィス賃料が割安傾向にあり、さらには活気もある街であることから、企業にオフィス設置拠点として支持されています。
千駄ケ谷駅周辺では、近年いくつかの再開発が進み、オフィス環境にも変化が見られます。
例えば、2019年には新宿駅南口エリアでLINKSQUARE SHINJUKUが竣工し、周辺広域の回遊性向上にも寄与しています。また、小規模ビルのリノベーション型開発も活発で、千駄ヶ谷・北参道エリアで複数のデザイン性に富むオフィス物件が展開されています。
一方で、オフィス以外の用途を取り込む再開発も進んでおり、「働きやすさ」と「暮らしやすさ」の双方を意識したエリアブランディングが進んでいる地域です。
千駄ケ谷駅周辺の入居企業の傾向
千駄ケ谷駅周辺のオフィス・貸事務所は、小規模~中規模の物件が中心であるため、入居テナントもベンチャー企業やデザイン・IT系など比較的小規模な企業が多い傾向にあります。
実際、クリエイティブ志向の企業が集積するエリアとして知られており、その需要に応える形で前述のようなデザイン性の高いオフィス空間も提供されています。
また、新国立競技場に隣接する立地を背景に、日本スポーツ協会や日本オリンピック委員会をはじめ多くの競技団体がオフィスを構えるスポーツクラスターでもあります。
このように千駄ケ谷駅周辺エリアに集積している企業は、クリエイティブ産業からスポーツ関連団体まで多岐にわたり、多様な業種・規模の企業が共存している点が特徴です。
千駄ケ谷駅周辺のオフィス・貸事務所の賃料相場
千駄ケ谷駅周辺のオフィス・貸事務所の賃料相場は次の通りです。
賃料下限 | 賃料上限 | |
20~50坪 | 約13,000円 | 約24,000円 |
50~100坪 | 約18,000円 | 約27,000円 |
100~200坪 | 約20,000円 | 約27,000円 |
200坪以上 | 約22,000円 | 約28,000円 |
※法人登記できる実際のオフィスのみを対象としており、バーチャルオフィスは含めていません。
※調査は当社が把握している物件情報を対象としておりますが、把握していない物件もあることから正確性を担保するものではありません。
※賃料はおおよその目安として掲載しております。賃料下限の物件は、築年数が古く設備も古いケースが多い傾向があります。
※飛びぬけて安い、あるいは飛びぬけて高いハイグレード物件の情報は省いています。
千駄ケ谷駅周辺で募集中のオフィス・貸事務所をお探しの企業様、千駄ケ谷駅周辺で安定したビル経営を望まれているビルオーナー様は、こちらよりお気軽にご相談ください。
執筆者紹介
株式会社スペースライブラリ
プロパティマネジメントチーム
藤岡 涼
入社以来20年以上にわたり、東京23区のオフィスビルを中心にプロパティマネジメント・リーシング・建物管理を担当。
年間多数の交渉やトラブル対応経験を活かし、現場目線に立った迅速かつ的確な提案を通じて、オーナー様とテナント様双方の満足度向上に努めています。
2025年9月26日執筆
