田町駅周辺のオフィス賃料相場|再開発が進むビジネス市場
田町駅周辺は、山手線沿線の交通利便性に加え、再開発によってオフィス市場としての魅力が高まっているエリアです。
一方で、新築ビルが増える中、築古オフィスビルには立地だけでなく設備や管理品質による差別化も求められています。
本コラムでは、田町駅周辺の賃料相場やエリアの特徴、選ばれるオフィスづくりのポイントをオーナー向けに解説します。
| 募集面積 | 坪単価目安 |
|---|---|
| 20~50坪 | 15,000円~22,000円 |
| 50~100坪 | 18,000円~24,000円 |
| 100~200坪 | 20,000円~28,000円 |
| 200坪以上 | 25,000円~34,000円 |
※賃料は当社が把握する募集情報をもとにした参考値であり、物件条件や募集状況により変動する場合があります。
※極端に高額・低額な特殊物件は集計対象外としています。
交通アクセスと立地特性
主要ターミナルへのアクセス利便性
田町駅はJR山手線・京浜東北線が利用でき、東京・新橋・品川、主要ビジネスエリアへ短時間でアクセスできる立地です。
徒歩圏には都営三田線・都営浅草線「三田駅」があり、大手町方面や内幸町方面に加え、羽田空港への移動に対応できます。
田町エリアの交通アクセスの特徴は次のとおりです。
- JR山手線・京浜東北線を利用できる
- 徒歩圏で三田駅(都営三田線・都営浅草線)も利用可能
- 東京・新橋・品川など都心主要エリアへ短時間でアクセスできる
- 羽田空港方面への移動にも対応しやすい
都心部と湾岸エリアを結ぶ立地は、田町エリアならではの強みです。
ビジネス拠点として選ばれる理由
田町駅周辺は、三田・芝浦エリアを中心に大手企業の本社や支店が集まるビジネスエリアです。
第一京浜(国道15号)や桜田通り沿いには中規模から大規模のオフィスビルが立ち並び、整った街並みが形成されています。
芝浦側では1980〜1990年代竣工のオフィスビルに加え、近年は新築・築浅のハイグレードビルも増えています。
また、銀行や郵便局、コンビニエンスストア、飲食店なども揃っており、新橋や品川と比べて落ち着いた就業環境も魅力です。
近隣エリアの賃料相場も比較したい方は、以下のコラムをご覧ください。
あわせて読みたい:
[ 三田駅周辺のオフィス賃料相場|安定したオフィス市場を分析 ]
エリアの特徴とオフィス需要
エリアの街並みと入居企業の特徴
田町・三田エリアには、製造業や商社、建設関連企業などが多く拠点を構えています。
山手線沿線でありながら、丸の内や大手町と比べて賃料を抑えやすいことから、本社機能の一部や支店、営業拠点として利用されています。
近年は再開発により、IT企業やスタートアップ、研究開発型企業の進出も進んでいます。
田町エリアの特徴は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な業種 | 製造業、商社、建設関連企業、IT企業、研究開発型企業など |
| 入居企業の特徴 | 本社機能の一部や支店、営業拠点として利用する企業が多い |
| テナント層 | 港区内でコストを抑えたい企業や、交通利便性を重視する企業 |
田町エリアが選ばれる理由は、主に次の3点です。
- 港区内でありながら、丸の内や大手町と比べて賃料を抑えやすい
- JRと都営地下鉄を利用でき、都心・湾岸エリアへアクセスしやすい
- 落ち着いたビジネス環境が整い、本社機能や営業拠点を置きやすい
これらの条件が揃うことで、本社機能の一部移転や拡張移転の候補地として選ばれています。
近年の再開発・周辺環境の影響
田町駅周辺では「msb Tamachi」をはじめとする大規模再開発が進み、街の景観やオフィスグレードが向上しました。
品川駅周辺や浜松町エリアの再開発とも連動し、田町はIT企業や成長企業からも選ばれるエリアへと変化しています。
一方で、新築ビルが増えたことで、築古オフィスビルにはこれまで以上に差別化が求められます。
設備や管理品質など、築年数以外の価値を高めることが重要です。
田町エリアで選ばれるオフィスとは
田町エリアで需要があるオフィスの特徴
田町エリアでは、本社機能や営業拠点を置く企業から安定した需要があります。
駅近で交通利便性が高い物件は、本社機能や営業拠点を検討する企業との相性が良くなります。
また、中規模から大規模まで幅広いオフィスがあり、企業規模に応じた物件を選びやすい点も特徴です。
ターゲットを意識したリーシング
リーシングでは、物件の特徴と募集ターゲットを一致させることが重要です。
田町エリアでは、ターゲットごとに次のような強みを訴求できます。
| 募集ターゲット | 訴求したいポイント |
|---|---|
| 交通利便性を重視する企業 | 田町駅・三田駅の2駅・複数路線を利用できる |
| 本社・営業拠点を検討する企業 | 港区アドレスと落ち着いた就業環境 |
| 成長企業 | 都心・湾岸エリアの双方へアクセスしやすい立地 |
内見時の反応や仲介会社の意見を参考に、募集条件や設備を継続的に見直すことも重要です。
募集条件を見直す際は、相場だけで賃料を決めるのではなく、設備水準や募集ターゲットを踏まえて適正な賃料を設定することが重要です。
既存テナントとの賃料改定を検討する場合は、新規募集とは異なる考え方で進める必要があります。
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最後に|田町エリアで長く選ばれるビルへ
田町駅周辺は、交通利便性と落ち着いたビジネス環境を兼ね備えたオフィス市場です。
近年は再開発によって街全体の価値が向上し、新築ビルの供給も進んでいます。
一方で、築古オフィスビルにも十分な需要は残っています。
重要なのは、新築との設備競争だけではなく、立地の強みを活かしながら設備更新・内装改善・管理品質の向上を継続することです。
市場環境を正しく把握し、ターゲット企業に合わせた運営を行うことで、田町エリアでも長く選ばれるオフィスビルを実現しやすくなります。
田町駅周辺で募集中のオフィス・貸事務所の一例
執筆者紹介
株式会社スペースライブラリ
プロパティマネジメントチーム
藤岡 涼
入社以来20年以上にわたり、東京23区のオフィスビルを中心にプロパティマネジメント・リーシング・建物管理を担当。
年間多数の交渉やトラブル対応経験を活かし、現場目線に立った迅速かつ的確な提案を通じて、オーナー様とテナント様双方の満足度向上に努めています。
2026年3月31日執筆
